クリス・クロス~混沌の魔王 作:高畑京一郎 イラスト:きがわ琳 メディアワークス(電撃文庫) 1997.2 超個人的評価:★★+☆☆☆ MDB9000。通称”ギガント” 日本が総力をあげて開発されたスーパーコンピュータ。 その力を借りて実現したのが仮想現実型RPG「ダンジョントライアル《だ。 プレイヤーはカプセルの中に入り、この仮想現実の世界へと降り立つ。 その一般試写会に参加した主人公の「ゲイル《 ゲーム内で出逢った「シェイン《「リリス《とパーティを組み、ラスボスの「ギガント《に挑むためにゲームを進めていくが…… 現実とゲームが交錯する、第一回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作。 そこはかとないコンピュータの万能感や、RPGのシナリオに時代を感じる一冊。 なんとなくなつかしいカンジがしたよ。 バーチャルリアリティにはなってないけどオンラインゲームの普及している今日この頃。 なんだか変な感じ。ある意味では実現しているんだよなあ… キャラクターとか途中までの進行とか、ラスボスの正体とかは結構ありがちかもしれない。 こういう話を以前読んだことがある気がする。昔過ぎてタイトルも作者吊もなんにも覚えていないけど、ぼんやり。 ラストのプチ鬱な終わり方は意外と嫌いではありません。 ある意味で現代への問題提起ってとることもできるよね。 そんなことをつぶやきつつ今回は終わっておきます。
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