マークスの山 上

作:高村薫
講談社(講談社文庫)
2003.1
超個人的評価:★★★☆☆

精神に暗い山を抱える殺人者マークス、ひとり、また一人殺されていく男たち、そして16年前の事件。
バラバラだったピースが埋まっていくように、少しずつ少しずつ事件は全貌を現していく……
警視庁捜査一課七係の会田刑事が挑む因縁の殺人事件。

分類するなら警察小説?
高校時代に一度読んだことがあるような気がします。
えーと、確か李歐にはまった頃のことだと思う(単純)
しかし特にこれといって記憶がないところを見ると、当時はこの会田刑事と義理兄の加納さんのみょーな怪しさに気づかなかったのか。
主人公の会田刑事は一人暮らしです。
そこに別れた元妻の兄である加納さん(検事)がなぜだか家事をしにきたりする。
なんだお前らー。

事件の捜査がなかなか進まない分、読んでいても時間がかかりました。
進まないと自然と目が情景描写なんかの分を読み飛ばそうとする悪い癖があるのですが、それが絶好調でした。
なんとかせねば。

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高村 薫

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