伯爵と妖精〜駆け落ちは月夜を待って 作:谷瑞恵 イラスト:高星麻子 集英社(コバルト文庫) 2006.7 超個人的評価:★★★★☆ 大好きな『伯爵と妖精』シリーズの短編集です。 さばさばした性格のリディアと、たらしなのにどこか臆病なエドガー。二人の関係がもどかしくてとてもよいです。 さてさて、今回の短編は二人が出会う前のお話二本と、出会ってからのお話三本。 個人的にケルピーが好きなので、前者のケルピーとの出会い編はかなりうはうはでした。 後者の最後の書き下ろし「きみに届く魔法」がとってもよいです。離れてクリスマスを送るリディアとエドガーの間に起こった奇跡。 それぞれ想い合っているのに、決してラブラブじゃないとこがまたもどかしくていいんです!!
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