伊佐と雪〜やさしいよる〜 作:友谷蒼 イラスト:三日月かける ソフトバンククリエイティブ(GA文庫) 2006.4 超個人的感想:★★+☆☆☆ 修験者を目指し目下修行中の高校生、袴田幸太郎。 彼が鋭い視線を送る先には二人のクラスメイトの姿があった。 白方雪と慈得院伊佐。 彼らは人間ではない。 そう確信した袴田は数珠を構えて彼らに詰め寄るが…… 返ってきたのはしらけた冷たい視線と、温かい拍手だった。 雪女の息子と幽霊の息子、そして修験者見習いが繰り広げる妖怪物語。 なんだか全体的に目新しさに欠けるかな?という印象でした。 自分中心でクールな雪と、要領はいいけどちょっとずれてる伊佐の性格とか。 うっかりさんな袴田とか。 ストーリーとか。 ゴスロリ要素とかも別になくていいんじゃないかなとか思ってしまいました。 しかし袴田くん。 雪と伊佐の正体にびびりまくっていますが、きみ霊感のある修験者見習いじゃないのか? 今までそういうものには出会ってこなかったのかとつっこみたくなってしまいました。 もっというなら学ランの上に黒マントの小山のような大男ってどうなんだろう。 いつの時代の人だよ!! あ、あとイラストの三日月さんはかなり大好きなのですが、今回はちょっとあってないかなーという気がしました。 美少年とか美少女とかはいいけど、袴田くんを描くのがしんどそう。 伊佐と雪の関係性がもっと書き込んであったりしたらよりトキメくんだけどな……(とかつぶやいてみる)
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