告白は花束に託して 作:遠野春日 イラスト円陣闇丸 ビブロス(ビーボーイノベルズ) 2005.2 超個人的評価:★★★☆☆ この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。 ニューヨークで日本人の実業家、都筑の秘書を務める美貌の青年、ジーン。 今まで都筑に対してひそかに淡い想いを抱いてきた彼だったが、最近都筑にはかわいらしい恋人ができた。 平気なふりをして有能な秘書に徹するジーンの前に現れたのはフラワーデザイナーの西根。 できる男が好きなジーンにとっては、一見ワイルドな西根はまったく興味の範疇外だった。 しかし、どれだけすげない態度をしてみても、優しく包み込むような西根の態度に少しずつ心を許してしまうジーンだったが…… あらすじのオール書き下ろしの文字に少し騙された気分。 本作は「摩天楼に抱かれて」と「摩天楼の恋人」の番外編的作品のようです。 お話自体は未読の人でも大丈夫なように書かれているのですが、その中でもやっぱりちょっと「前作からのファンへのサービス」的な表現が出てきたりします。 個人的にそういうのが苦手なワタシは前述の「騙された気分」になってしまうのでした。 ドラマだって第一話を見逃したらもう見ません。 シリーズものは確実に発行順に読みたいんです。 妙なこだわり、なのかしら。 キャラクターのセリフ回しがやや大仰かな?という気がしました。 これは英語でイメージされているからなのか、耽美と称されるBL小説だからなのか。 悩むところです。 ジーンさんはクールビューティー扱いになっていますが、それほどでもないと思いました。
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