春季限定いちごタルト事件 作:米沢穂信 東京創元社(創元推理文庫) 2004.12 超個人的評価:★★-☆☆☆ 「小市民」を目指す高校一年生の小鳩君くんと小山内さん。 恋愛関係にも依存関係でもない互恵関係二人だが、彼らにはそれぞれ隠している本性がある。 高校デビューをきっかけに、波風の立たない平和な生活を手に入れようと日々努力をしている。 しかし二人の前にはなぜか小さな事件ばかり起こって…… 昔、自分の性格のおかげでいろいろな事件を巻き起こしたっぽい(まだそれほど詳しくは書かれていないです)二人が、平和な生活を送ることを決意して生活しているって感じなのですが。 そのあたりが見えてくるのは大分後の方です。 なーんとなく話に乗り切れませんでした。 必要以上にびくびくしている(けど裏がありそうな予感)小山内さんや、ちょっぴり自意識過剰(に見えてしまった)小鳩くん。 まわりにこんな人いたらうっとうしいな代表の友人、健吾とか。 あんまり共感できるキャラがいなかったからかも。 あと、出てくる謎がちっさ!!なことが印象的でしたね。 なくなったポシェットの行方とかココアの作り方とか。 いやいやそれは別にいいんだけども。 その謎の解決に行くまでの道筋もうーん?って思ってしまった。 何回か読み返してみるんだけどイマイチ??でして。 どうしてそうなるのという疑問を自分で解決しきれませんでした。 そう言うわけで★★-☆☆☆です。
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